
3歳と1歳の子どもを育てています。
普段は夫と子ども達と暮らす核家族で、年に数回私(妻)の実家に帰省しています。



車で4時間ちょっと(休憩込み)かけて高速道路を使って帰省しています。
車での帰省は公共交通機関を使うのと違い、プライベート空間が確保されているので子連れにとっては少し気が楽ですよね。
騒いだところで誰か他の人の迷惑になることはありません。
ですが、親は運転で疲れますし、子どもはチャイルドシートで長時間自由が効かないしで対策しておかないとなかなかツライ空間になります。
そこで、帰省時に私が普段注意していることや実践していることをまとめてみました。
車で長距離子どもと帰省するときのポイント
抑えておきたいポイントは6つです。
それぞれ説明していきますね。
まずは、移動についてのポイントです。
1 渋滞しそうなポイントは?


全く初めての場所から始めての時間に出発となると難しいかもしれませんが、1度くらい同じ行程の経験があれば、一般道なら混みやすい時間や場所、高速道路ならよく渋滞する場所やかかる時間などある程度予想ができるかもしれません。
混みやすい時間を避けれるように出発の時間をずらしたり、迂回ルートを調べておいたり、事前準備をしておいて損はありません。
私の帰省では休日の昼間は一般道も渋滞しやすいので早めに出発したり、3連休初日ともなれば絶対に高速道路で事故渋滞が発生するので、出発する前から高速道路情報を確認しています。
>>YAHOO!高速道路情報←パッとみて渋滞や事故が発生しているか分かるのでよく利用しています。
リアルタイムな情報はTwitterが結構役立ったりします。
渋滞発生となれば、迂回ルートを行くのと渋滞に突入していくのとどちらが短時間で済むか、親にも子どもにもダメージが少ないか考えまくります。



渋滞通過が30分以上かかりそうな時は、大体は迂回ルートを行くのが正解なことが多いです。
なぜなら、後述しますが、子どもは車が動いている方が大人しいからです!
2 休憩できるのはどこ?


長距離車移動となると、休憩は大切です。
長時間の運転は疲れますし、気分転換をしたり食事を取ったりが必要ですよね。
行程のなかで休憩できそうなところを下調べしておく必要があります。
ファミレスなどの飲食店や駐車場のある公園、高速道路ならパーキングエリアやサービスエリアの規模などを調べておくといいでしょう。
特に高速道路で長時間の渋滞が発生した場合、渋滞を抜けた先の最初のPAはかなり混み合う傾向にあります。
他のSAやPAの規模や距離を把握してるとスムーズに判断ができますよ。



私は移動の途中でサファリパークに行ったり、渋滞迂回中に観光地に寄って遊んだことがあります。到着時間を気にするよりは、どれだけ快適に移動するかに重きを置いています。
3 寝る時間は?


とはいえ、子どもが寝てくれている間に移動するのがとても楽です。
グズることもないですし、親も運転に集中できますからその時間にサクサク距離を稼いでおきたいところです。
なので高速道路を使う場合は、子どもが眠くなりそうな時間に高速道路に乗っている方がいいと思います。
だいたいいつもの眠くなりそうな時間から逆算して出発時間を決めます。
一般道は道路状況も景色も変化があって面白いですが、高速道路は単調なので眠い時間に高速道路に乗るとほぼ確実に寝てくれると思います。
しかし、重要なのは車が動いていること!
渋滞して動かなくなると途端になかなか寝なかったり、寝ていたのが起きてグズリだしたり、でも車から降りられないので泣いてしまって車の中が大変なことになりがちです。
それはなるべく避けたいですよね。
だから結局、上でも書いたようにちょっと距離や時間が伸びても迂回ルートを走って車が動いていた方が、子どもが寝てくれていて平和に移動できるということもあるのです。



私は夕方帰るときなんかは、思い切って移動を深夜にずらして子ども達には車の中でずっと寝ていってもらうという作戦をとったこともあります。
移動はスムーズですが、深夜なので親は眠い…という弱点がある作戦です。
さて、次は移動についてではなく、準備段階のポイントをまとめていきます。
4 荷物は分けておこう


車に乗っていると親は運転席や助手席、子どもは後部座席と少し距離ができてしまいますよね。
なかなか子どものお世話がしにくい距離なので、事前準備が大事です。
旅行用の荷物は後部の荷室に置くとして、サッと取り出したい荷物は親の手の届くとことに置いておきます。
例えばこんなものです。
- 飲み物
- ティッシュ
- ウェットティッシュやお尻拭きなど
- ゴミ袋
- おやつ
- 暇つぶしグッズ
- おむつ替えセット
- お食事セット
- 傘
飲み物はストローマグやストローキャップ付きペットボトルなどが子どもだけで持ってもこぼれにくくておすすめです。
2〜3歳くらいになると自分で飲みたい時に飲んでくれるようになるので、こんなのを設置しておくと子どもが自分で取りやすいし「落とした〜拾って〜」とならずに済みます。
助手席や運転席の後ろに設置するテーブルタイプもありますが、万が一事故でぶつかったときのことを考えると子どもの顔がぶつかる可能性があるので危険かなと思って我が家では使っていません。
また、車を停めて休憩や食事をとる時にサッと出かけられるように、おむつ替えや食事に必要なものをまとめたセットを作っておくと持っていきやすくて楽です。
マザーズバックがそれにあたるかと思います。
また、事前に天気予報で雨が予想される場合は傘なども降りるドアの近くにあると便利です。
傘を差しながら子どもの載せ下ろしは大変なので、風がない日はこれを使うと自分も子どもも濡れないです。
また、朝早く出発してご飯を車の中で食べるとか、コンビニで買ったものを車の中で食べるとかの時に役立つのがテーブルです。
我が家では3歳児が使っていますが、パンとかおにぎりとかがシートにこぼれなくていいですし、マックのパンケーキの箱やハンバーガーの包み紙を広げて置けるので食べやすいみたいですよ。
使わないときは外して畳んで後部の荷室に置けばいいですし、柔らかい素材で膝の上に置くものなので万が一ぶつかった衝撃があっても子どもが怪我はしにくいと思います。
5 おしっこ対策


長時間の車移動で心配なのが子どものおしっこ対策ですよね。
特にトイトレ中だと心配だったり、トイレを借りられる場所にすぐに見つからないときや高速道路で長時間渋滞にはまる可能性もあります。
「まだオムツを履いてるから大丈夫でしょ〜」と思う人もいるかと思います。
私もそう思ってましたが、結構そうじゃないときがあったんです!
長時間オムツを変えないでいた結果、オムツからもれてチャイルドシートも車のシートもおしっこが染みてしまった〜…、なんてことが何度かありました。
チャイルドシートは取り外して洗えますが、車のシートはそうもいきません。
なんとか頑張って拭き取って、消臭スプレーをしてもなかなか匂いが取れず困ったことがあります。
そんな我が家の現在のおしっこ対策を紹介します。


これは3歳のジュニアシートの方ですが、座面とジュニアシートの間にペットシーツを挟んでいます。
見た目はちょっとあれですが、こうすることで万が一おしっこを漏らしてしまっても車のシートは無事でジュニアシートのみ洗えばOKになります。
おむつ替えシートなどもあると思いますが、我が家は赤ちゃんの頃のおむつ替えのときからペットシーツを使っています。



ペットシーツはコスパがいいんですよ〜。汚れたら捨てるので衛生的です。
我が家ではずっと45cm×60cmを使っています。
もちろんちゃんと、出発する前にトイレに行っておくのが大原則です!
さらに、我が家では万が一トイレの見つけられないところで「おしっこ!」と言われても大丈夫なようにバナナポッティも車に常備してあります。
これと、ペットシート、サイズアウトしたオムツ数枚を車に積んでおけば、荷室が広くフラットな車なら車内でもトイレが可能です。
トイトレ中のオマル代わりやトイレの遠いキャンプ中など活躍する場はたくさんあります。
コンパクトに収納できるので1つあると便利で安心ですよ。
6 暇つぶしグッズ


昼寝から寝て起きたらグズってしまった〜とか、「降りたいー!」って言い始めたとか今は止まれないよ〜ってときに困ってしまうことがあると思います。
そんなときには子ども用の暇つぶしグッズがあると安心です。
結論から言うと、動画を見せるのとお菓子が最強です。
動画を見せる
多分皆さん普段からわかっていると思いますが、タブレットや後部座席テレビなんかで子どもの好きな動画を流すのがやっぱり最強です。
山道や長いトンネルなどでは電波が受信できない可能性もあるのでそうなったときは使えませんが。
あんまり長く見せるのも心配なので、時間を決めて見たり最終手段にする必要があると思います。
普段から長いこと見慣れていると飽きてしまって効き目が弱まります。
手持ちのタブレットを使うなら、ホルダーは必須です。
2人以上子どもがいる場合は見える位置で喧嘩にならないように、真ん中に設置できるものがいいですね。
お菓子(おやつ)
お菓子もやっぱり子どもは大人しくなりますね〜。
0歳の赤ちゃんのときは泣き出すとほとんど効果がなかったですが、1歳過ぎてきておやつの喜びを知っていると効果抜群です。
しかし、諸刃の刃的なところもあり何をあげるかとあげるタイミングが重要です。
もっと欲しい欲しいとなってしまわないように注意が必要です。
車であげるには向いてないな〜と思ったものはこれです。
- ラムネなどのすぐに無くなってしまうお菓子
(すぐ次を要求されてしまう) - ボーロなどの小さくてコロコロこぼしてしまうお菓子
(こぼしたときに後部座席中に散らばる) - 飴やナッツ、こんにゃくゼリーなど喉に詰まる可能性のあるもの
(食べているところを常に見れるわけではないし、急な車の加速減速など不測の事態が起こったときに喉に詰まって窒息する危険性がある)
上記のもの以外でおやつを考えます。
私がよく持って行くのは大体こちらです。
- おせんべい
- スパウト付き飲料
- ビスケット
- 個包装のバウムクーヘンなど
いずれにせよ、子どもは予期せぬことも起こしがちなので、十分注意を払ってあげる必要があります。
もしボーロみたいにこぼれがちなものをあげるなら、スナックカップがあるとこぼれにくいですね。
おもちゃ
あとはおもちゃがあるといいかもしれません。
特に0歳〜1歳前半くらいまでは、座ったまま使える歯固めなどがあるといいですね。
落としてしまうと衛生的にも問題ですし、走行中に拾うのも一苦労なのでクリップホルダーも忘れずに!
※シリコン製のボールがついたストラップも売っていますが、壊れた時に誤嚥の可能性があるので注意ですよ。
歯固めを必要としない年齢になってくると、車の中でできる遊びは限られてきます。
2歳以上なら、
お絵描きボードを使ってお絵描きをしたり、
バラバラにならず持って遊べるおもちゃで遊んだり、
カメラで景色を撮ってもらったり。
↑我が子も2歳後半にあげましたが、使いこなしてました。
道具のいらない遊び
とはいえ、せっかくの非日常の移動なので、おもちゃで遊んだり、動画を見てばっかりでなく家族のみでの移動を楽しめたらいいですよね。
- 普段できないお話をする
- しりとりをする(子どもの理解度によって3文字しりとりとか動物しりとりとか縛りつけるのもいい)
- 歌を流してみんなで歌う
- 景色の話をする
- 目的地に着いたら何をしたいか話し合う
など、親子のコミュニケーションをゆっくり楽しむ時間にするのもよいのではないでしょうか。
運転に集中したかったり、前を向いて話すので大人は大きめの声を出さなくてはいけなかったり、顔を見れなかったり、なかなか大変なこともありますが、道具も準備もいらずにできるのでやってみて損はないと思いますよ。
なにより、子どもはお話するのが大好きですからね!
まとめ
子どもと長距離ドライブするときには、事前準備と移動中の臨機応変な対応が大事です。
準備をしっかりして、楽しい帰省にしましょうね。



