ヨーグルトメーカーを使ってR1ヨーグルトを大量に作れたら、コスパ抜群だと思いますよね。
私はヨーグルトメーカーでR1ヨーグルトを5年程作っています。
毎朝食べるヨーグルト、家族4人で食べているのでそれなりの量が必要で1度に1Lのヨーグルトを低価格でGETできるヨーグルトメーカーは手放せません。
そこでヨーグルトメーカーを使ってR1ヨーグルトを作る方法を紹介します。
また、ヨーグルトメーカーで作ったR1ヨーグルトは元のR1ヨーグルトと同じ効果が得られるのか気になったので調べて見ました。
アイリスオーヤマのヨーグルトメーカーを使ってR1ヨーグルトを作る方法
私が使用しているのは2017年製のアイリスオーヤマのヨーグルトメーカーです。
今のアイリスオーヤマのヨーグルトメーカーは、「ヨーグルト」「飲むヨーグルト」など、自分で温度を設定しなくて済む仕様に進化していますが、私の使っているものは古いので自分で設定します。
作り方
材料:牛乳 1000ml 1本(種類別:牛乳でないとダメですよ)、R1ヨーグルトドリンクタイプ1本(もしくは前回作ったヨーグルトを100ml分位)
R1はドリンクタイプでなくてもできますが、スプーンなどを使わずに牛乳の容器に入れられるのでより衛生的なのでドリンクタイプがおすすめです。
前回作ったヨーグルトを種菌にして作ることもできますが、雑菌の繁殖などを考えるとあまりおすすめはしません。(私はR1を買い忘れたときにやるくらいです)
私はズボラなので、冷蔵庫から出したての牛乳や買ってきたばっかりの牛乳などをそのままの温度で使ってます。
それでも失敗することはあまりないです。
R1ヨーグルトドリンクタイプは112mlなので、100mlほど牛乳を減らします。
そのまま入れると牛乳パックから溢れちゃいますからね。
そのまま飲んだり、料理に使ってください。
R1ヨーグルトドリンクタイプを全量、牛乳パックに入れます。
雑菌の混入を防ぐため、なるべく牛乳パックの口を触ったり、R1ヨーグルトドリンクタイプの口を牛乳の口につけたりしないように気をつけてください。
私は普通に牛乳を注ぐ時のように片方しか口を開けません。
私は牛乳パックの口を閉じて、ぎゅっと握って、ブンブン回転させるように上下を混ぜます。
ドリンクタイプのR1を入れているので、そこまで強く混ぜる必要はありません。
私はほとんどこぼしたことがないですが、もし心配ならシンクの上などこぼれてもいいところでやってくださいね。
牛乳パックの口を閉じてヨーグルトメーカーにセットします。
私は付属の口を閉じるパーツを失くしてしまったので、付けてないですが、無くても口が開くことはありません。
気になる時はダブルクリップなんかで止めてます。
付属のクリップがある人はそちらを使ってくださいね。
40℃・8時間に設定してスタートします。
私は年中この設定でやっていますが、ほぼ失敗しません。
私は関東済みですが、寒い地域や暖かい地域では室内の気温によっては仕上がりに差が出てくるかもしれないので、何度かやってみてベストな温度を見つけるのがいいかもしれません。
といっても、±2℃程度ですかね。
最新モデルは自動メニューなので調整がいりませんね。
8時間待ったら出来上がりです‼︎プルンプルンな感じ。
アイリスオーヤマのこの旧型のものは出来上がったときにアラームが鳴らず時間表示が“0h”で点滅するだけなので、うっかりしてるとできあがったまま放置してしまうのですが、最新モデルはちゃんと出来上がったときにアラームが鳴るようです。
これ、出来上がったあと放置せずちゃんと冷蔵庫に入れて冷やしてくださいね。
おいしく食べよう
5年間作り続け、ほぼ毎朝ヨーグルトを食べています。
牛乳1Lに対して、R1本分の甘みしか入っていないので、味はほぼプレーンヨーグルトです。
各自の好みで甘みを足したり、フルーツを添えたりして食べています。
子どもには1歳を過ぎた頃からあげています。
家庭で作るものなので、使用する牛乳の銘柄や作る季節などによって酸味や硬さなど若干の差がありますが、いつも美味しくいただいています。
R1の効果は同じなの?
さて、ヨーグルトを毎朝食べているわけですが、なぜR1ヨーグルトで作っているかと言うとR1ヨーグルトの健康効果を期待してです。
みなさんも同じではないでしょうか。
ですが、ヨーグルトメーカーを使って家庭で作ったR1ヨーグルトは元のR1ヨーグルトと同じものなのでしょうか?
気になったので調べて見ました。
明治公式の答え
公式ではこう返答されています。
Q:プロビオヨーグルトシリーズ(R1)を種菌にしてヨーグルトを作ることはできますか?
A:市販のヨーグルトメーカーを使用し、R1を種菌にしてヨーグルトをつくることはできます。しかし、乳酸菌のバランスが変化したり、乳酸菌が作り出す発酵成分の量が変化したりしますので、市販のものとは性質が異なる可能性があります。
株式会社 明治
5年間作ってきて、さまざまな仕上がりのヨーグルトを見てきたので、全く同じものはできていないだろうなと思っていましたが、完全に同じものではなさそうですね。
ヨーグルトメーカーで増える菌・増えない菌
酪農PLUS+によると、ヨーグルトに入っている菌のうち、ブルガリカス菌やサーモフィルス菌という菌(どちらも乳酸菌)は40〜42℃付近で増殖が良好だそうです。
しかし、ビフィズス菌は酸素を極端に嫌い特殊な培養装置でしか作れないので、一般家庭でヨーグルトメーカーではビフィズス菌の培養は困難だそうです。
また、ヨーグルトの酸味は乳酸菌やビフィズス菌が出す乳酸の味ですが、ビフィズス菌はそれに加えて酢酸(お酢の酸)も出すようです。
市販のヨーグルトはこれらの酸味を消費者が良好な風味に感じるように適当な量に調節されていますが、家庭のヨーグルトメーカーでは測定して調節ができないので、酸っぱさが強く感じたり、酸味が抜けたように感じることがるそうです。
>>酪農PLUS+ 質問コーナー(ここに詳しく解説されています)
乳酸菌の種類 | 特徴 | 効果 | ヨーグルトメーカー |
---|---|---|---|
ブルガリカス菌 | 腸内に住み着くことができない。 腸内で乳酸菌や善玉菌のエサになる | 腸内環境を整える | 増える |
サーモフィルス菌 | ブルガリクス菌の生育をサポートする | 粘質物を形成し、ヨーグルトの硬さを作り離水を防ぐ 腸内のバリア機能を高める | 増える |
ビフィズス菌 | 人や動物の腸内に存在する代表的な善玉菌。 特に乳児の腸内に多く存在している。 | 整腸作用 病原菌の感染や腐敗物を生成する菌の増殖を抑制する | 増えない |
1073R-1株 | ブルガリア菌の一つ 多糖体を多く生産する | NK活性増強効果 風邪罹患リスクの低減 インフルエンザの抑制効果 >>明治 乳酸菌研究最前線 | 増えるはず |
※上記の表は健達ねっと、明治 ヨーグルトライブラリーより情報を引用しています。
R1ヨーグルトに入ってる1073R-1菌について、ヨーグルトメーカーで増えるかどうかについては資料が見つけられませんでした。
ですが、1073R-1乳酸菌も乳酸菌の一つなので、乳酸菌の増殖温度40〜42℃を保つ家庭のヨーグルトメーカーでもおそらく増殖はすると思われます。
元のヨーグルトと手作りヨーグルトの違いは…
今回調べて見て、市販のR1ヨーグルトと、R1ヨーグルトを種菌としてヨーグルトメーカーで作った手作りヨーグルトの違いは、ビフィズス菌なのではないかと思いました。
ビフィズス菌は50℃以上で徐々に死滅する(腸内細菌学会)ようなので、ヨーグルトメーカーでヨーグルトを作る時の温度では死滅はしないけれど、酸素を嫌うので増殖もしない。
と、いうことなのかなと思いました。
つまり、R1ヨーグルトドリンクタイプ1本分とヨーグルトメーカーで作った1L牛乳のヨーグルトは入っているビフィズス菌はほぼ同量ということですね。
ビフィズス菌の濃度としてはかなり薄くなっていそうです。
そのため、手作りしたヨーグルトを種菌として作り続けていくと、ビフィズス菌はかなり減ってしまうのではないでしょうか。
また、ビフィズス菌が増えなければ、ビフィズス菌が出す乳酸と酢酸も減るので、出来上がりの酸味などの風味に影響を与えそうです。
※乳酸菌について素人の私が調べた範囲で理解したことなので、違うところもあるかもしれません。
まとめ
R1ヨーグルトとR1ヨーグルトを使ってヨーグルトメーカーで作ったヨーグルトは、完全に同じものではありません。
市販のヨーグルトを食べる機会もたまにつくりつつ、手作りヨーグルトを楽しむのがいいのではないかと思いました。
ですが、ヨーグルト自体には体にいい作用がたくさんあります‼︎
ヨーグルトメーカーでたくさん作って、満足するまで食べられるのは幸せではないでしょうか。
ヨーグルトメーカーはヨーグルト以外も作れます。
私はフルーツビネガーや甘酒を作ったことがあります。
さらに、アイリスオーヤマの最新モデルは低温調理までできるようです。
私が買った昔のものはできないので、進化していますね〜。
他の低温調理器よりもヨーグルトメーカーはコンパクトなので、キッチンの場所をとらないですよ。
ローストビーフやサラダチキン・鶏ハムなんかもできるようです。
ヨーグルトメーカー1台で料理の幅が広がりますね。
ヨーグルトメーカーライフを楽しんでくださいね!