子供の入院が決まった。
持ち物はどうすれば良い?
この記事を読めば、子どもの入院グッズで必要なものが分かります。
小児科看護師のぴっぴ✿︎(@shinkan0607) です。
看護師目線でおすすめの入院グッズを紹介します!
子供が急な入院が決まると驚きますよね。
「いつでも万全の準備」をしておくと、もしもの時に安心できるので慌てずにすみます。
大切な子供のために、必需品と便利な持ち物を一緒にみていきましょう!
※前半は注意事項を解説しています。急いで持ち物を知りたい場合は、上記をタップすると該当箇所に移動します。
【子供の入院】持ち物で必要なものを知る前に
子供の入院が急に決まるとびっくりしますよね。
当然、慌てて準備をすることになってしまうのですが‥実は3つの注意点があります。
- 持ち物を沢山持っていかない
- おむつとお尻拭き、ティッシュは必ず必要
- 最低限必要なものがあれば後で追加する
あれこれ考えてしまいがちですが、3つ守れていれば入院の準備ができます。
それ以外のものは買い足す or 後日準備する
荷物が多すぎて、持ち運びが大変なママを多く見てきましたが、入院期間中に揃えれば問題ないですよ。
詳しく紹介します。
持ち物を沢山持っていかない
持ち物は沢山持っていかなくても大丈夫ですよ
自宅と病院を行き来するのも大変なので、できるだけ荷物は最小限にすることが重要です。
実は病院のベッド周囲のスペースは狭め。
4人部屋は、こんな感じです。
ベッド周りは、床頭台やイス、テーブルが並んでいるため荷物を置くスペースが限られています。
念のために…となんでも持っていくと大変。ごちゃごちゃして物で溢れてしまいます。
できるだけ最小限の持ち物にして快適にしましょう!
おむつとお尻拭き、ティッシュは必ず必要
最低限、必要な持ち物は3つです。
- オムツ
- お尻ふき
- ボックスティッシュ
子供の肌質や体質によって、合う合わないがあるため普段使っているものを持参しましょう。
ちなみにマザーズバック分+数枚あれば大丈夫ですよ。
最低限必要なものがあれば後で追加するでOK
病院によって準備するものが変わります。
例えば、こんな違いがありますよ。
病院のタオルを使えるか
病院に病衣(パジャマ)の準備があるか
準備されている場合、持っていくと無駄になったり、お金がもったいないです。
急ぎでないものは、おうちに帰って落ち着いて準備しましょう。
そのため必要最低限のもの以外は、病院に確認してから準備をすれば大丈夫。
必要最低限のもの以外は、病院に確認してから準備をすれば大丈夫。
急ぎで必要なものは、病院の売店で売っていますよ!
子供の入院で必ず必要になる持ち物
子供が入院になってしまったら、2つを忘れないように持っていきましょう。
- 手続きに必要な持ち物
- 必要最低限の持ち物
入院の時に慌てたくないというママさん!
最低限必要となる持ち物はいつでも取り出せるように準備しておくといざというときに安心です。
手続きで必要な持ち物
手続きで必要なものは、5つです。
- 母子手帳
- 健康保険証
- マル乳、マル子などの医療証
- 現金(または銀行カード)
- 印鑑、ボールペン
母子手帳や保険証は、ひとつしかないですね。
急な入院に備えて、持ち歩くようにしましょう。
病院によっては、保証金が必要だったり、健康保険証がないと自費扱いになるケースもあるので注意しましょう。
現金が必要な場合もあるので、おろせるようにしておくと安心です!
急に入院になった場合の持ち物
急に入院が決まったときに必要な持ち物です。
- オムツ(次回面会分まで)
- お尻ふき
- ボックスティッシュ
- タオル
- バスタオル(おくるみでもOK)
- 前びらきのパジャマ・下着
入院が決まると病院から準備して欲しいものを伝えられますよね。
すべての持ち物を入院したその日に準備しなくても大丈夫!
「次回の面会までに準備で大丈夫ですか?」と聞いてみて下さい。
そうするとママも落ち着いて準備することができますよ!
2泊3日の入院で必要な持ち物
さて、1度おうちに帰って準備です。
病院からお願いされたものを準備しましょう!
- オムツ
- お尻ふき
- ボックスティッシュ
- タオル
- バスタオル(おくるみでOK)
- 前びらきのパジャマ・下着
- シャンプー・ボディーソープ
- ビニール袋
- 歯磨きセット
- 飲み物用のコップ(マグマグなど)
- 室内履きのスリッパ(クロックスは転けやすいからやめよう!)
- お気に入りのおもちゃ
- 絵本やDVD
子供に合わせて準備していけばOKです。
特になれない環境にいるとストレスがかかったり、寝つきが悪くなる子供が多いので、お気に入りのものは持っていってあげましょう。
3泊以上の入院で必要な持ち物
入院期間が長くなる時に必要な持ち物です。
- オムツは多めに準備
- お尻ふきも予備があると安心
- ボックスティッシュ
- タオル
- バスタオル(おくるみでOK)
- 前びらきのパジャマ・下着
- シャンプー・ボディーソープ
- ビニール袋
- 歯磨きセット
- 飲み物用のコップ(マグマグなど)
- 室内履きのスリッパ(クロックスは転けやすいからやめよう!)
- お気に入りのおもちゃ
- 絵本やDVD
入院期間が長い場合や面会に来れない時は、2つの対策をしましょう。
着替えを数種類準備しておく
オムツとお尻ふきは予備まで準備する
長期の入院は余分に持参した方が良いです。こうすると入院している子供も困りませんね!
子供の入院であると便利な持ち物
必ずではないけど、子供が快適に過ごす工夫も大切。
大切な我が子がストレスなく入院生活ができるようにしましょう。
実際に子供達が持ってきているもので助かってるな〜という持ち物をご紹介します!
子供に必要なもの
お気に入りのぬいぐるみ
初めての入院、ママと離れることが初めての子どもたちは不安でいっぱい。
沢山泣いてしまう、そんなときに大好きなものがあると安心しますよね。
そんな子供たちも沢山みてきたので、お気に入りのものは持ってきてあげてください!
おもちゃ
プレイルームにおもちゃがありますが、子供が部屋から出れない場合もありますよね。
そんなときにベッドで遊べるおもちゃがあると助かります。
同室に他の子供がいるときは、音量を調節できるものがいいですよ。
絵本
6ヶ月くらいの子供は、音のなるものが大好き。
こんなものを準備してあげましょう!
小さい子は、おうた絵本を持ってきていますよ。
DVDプレイヤー
DVDプレイヤーは、病院でも重宝しています。
アンパンマンやワンワン、プリキュア、ドラえもん‥みんな大好きですよね。
ちょっとママがいなくて寂しい時もDVDをみて、楽しく過ごすこともできます。
テレビを見るのも良いのですが、テレビカードの購入だとかなりの出費に‥!
ipadなどのタブレット端末
タブレット端末を持っている子供も多いです。
Wi-Fiが使えない環境であっても、ダウンロードが出来ていれば病院でも使えますね!
アプリでゲームもできますし、YouTubeを見ることもできます。
※ ダウンロードだけして、起動せずに持ってきてしまいデータ取得が必要だった!なんてケースがありました。
お家でダウンロードする場合は、起動まで確認してくださいね。
【子供の入院】付き添いをするときに便利な持ち物
子供が入院をするとママは、面会または付き添いをすることになりますよね。
ご家族が快適に過ごすために実際に持ってきている便利な持ち物をご紹介します!
- マスク
- タオル
- 歯磨きセット
- トラベルグッズ
- 乾燥対策
- S字フック
- 使い捨ての割り箸やスプーン
- 保温ポット
- モバイルバッテリー
- イヤホン
- モバイルWiFi
面会と付き添いで違うこともありますがこんなものを持ってきている家族が多いです。
みなさん、工夫して過ごされています!
衛生用品・生活用品
マスクやタオル
マスクやタオル類は、病院にはご家族(付き添い)の分までありません。
顔を洗ったあと、手を洗ったあとなどのタオルは準備が必要!
数枚準備しておくと安心ですね。
歯磨きセット
旅行だとホテルにあるので忘れがち!
セットのものを準備しておくと良いですね。
トラベルグッズ
子供の入院のことでいっぱいで、自分のこと忘れていました。
こんな言葉をよくご家族から聞きます。
忘れがちなものが自分の衛生用品なんですよね。
トラベルグッズを入れておくと良いですね。
乾燥対策
病院は、思っているよりも乾燥しています。
ずっとマスクをつけているとさらに乾燥します!
ミストタイプの化粧水やリップクリームを準備して、乾燥対策をしましょう!
病院は思った以上に乾燥しています。
上の2つは、私も好きで常備してますよ!
S字フック
S字フックは、ベッドや床頭台にゴミ袋やバックをかけるのに役立つそう!
ベッド周りは思ったより狭いので、快適にスペースを作られているママが多いです。
快適に過ごすために
ipadなどのタブレット類
ママ達はスマホで時間を潰すこともできますが、子どもと共有でipadを使っている方もいます。
アプリやYouTubeなどを見るにはタブレットの方が便利な場合もありますね。
分けることによって、充電の減りも気にしなくていいです。
電子書籍リーダー
子供が寝ている時間に本を読んで過ごすご家族も多いです。
本を数冊持ってくるとなると重たいですよね?
そんなときに便利なものが電気書籍リーダー。
充電器
病院で過ごすことが多いとスマホの充電も気になりますよね。
病院によっては、コンセントの使用ができないところもあるので注意。
モバイルバッテリー
コンセントの使用ができない場合は、モバイルバッテリーを持参しましょう。
軽いものや容量が大きいもの、沢山あるので合ったものを持っていきましょう!
イヤホン
小さな子供が使用することは難しいですが、ご家族はイヤホンがあったほうが快適に過ごせます。
小学校以上〜の子供の場合は、イヤホンやヘッドホンを使ってますね。
モバイルWi-Fi
長期で付き添いが必要となる場合は、モバイルWi-Fiを契約すると良いです。
これによってギガ数を気にせずに使用することができますね。
※ 病院の決まりがあるので、確認しましょう!
保温ポット
あったかいものや冷たいものを買っても子供を見ていたらあっという間に常温に‥
なんてことを防げるのが保温ポットです。
長時間使えるものがあると助かりますね。
確認した方が良いポイント
病院によって変わるため事前にチェックしましょう。
コンセントを使用できるか
Wi-Fiを使用できるか
給湯器があるか
病院によって持ち物が左右されますよね。
詳しく紹介します。
コンセントを使用できるか
コンセントが使用できる場合は、ラッキー!
DVDやタブレット、スマホの充電器を持ってくれば良いですね。
使用できない場合は、モバイルバッテリーで対応しましょう。
Wi-Fiを使用できるか
Wi-Fi環境があれば、インターネットやYouTubeを見たりできることが増えますよね。
病院によっては、使用できる場所が決められているので確認しましょう。
給湯器があるか
給湯器があると飲めるものや食べれるものが広がります。
ない場合は、ティーパックやインスタントコーヒーは控えた方が荷物が減りますよ。
あまり使われていない持ち物
あまり使われないものは、持って行きたくないですよね。
ベッド周囲のスペースは限られているので、必要ないものを確認して持ち物を減らしましょう。
- ティーパック:お湯がないと使えない
- ハンガー:かける場所がない
- ラップ:レンジがないと使用しない
- おもちゃ:大量に持っていかなくてOK
持ってきたけどこれ使わないな‥というものは早めに持って帰りましょう。
退院の荷物が大変なことになってしまいますよ。
【よくある質問】看護師がお答えします
病院でよく聞かれることをご紹介します。
子供の入院で持ち込めない持ち物
入院に持ち込めないものもあります。
ハサミ、カッター、飲食物、せいか、寝具
持ち込むことができない理由を説明します。
ハサミ、カッター
刃物は、小さな子供が誤って使用してしまうと危険です。
小児病棟には持ち込みができません。
飲食物
アレルギーがあるお子さんもいますし、飲食制限がある場合もあります。
持ち込みは、許可なくできないことが多いです。
生花
生花は、アレルギーを持っている患者さんもいるため持ち込めません。
寝具
スペースがなく、収納する場所はありません。
病院によっては貸し出しもあるので確認しましょう。